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ぽんこつ人間は「乱読のセレンディピティ」から言葉の美しさを教わった。

読書感想文

こんにちは!まいみゅーです。
読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうぽんこつ人間です。
それが嫌で『東大読書』を読んでみましたが、その対本として選んだのが『乱読のセレンディピティ』

「おじいちゃんの話は長いけれど、面白い」

読み終えた感想を一言でまとめるならそんな感じです。

ジャケ買いしたら、思わぬ良い本に巡り合いました。

『乱読のセレンディピティ』の紹介

著者:外山慈比古
御茶ノ水大学名誉教授
全日本家庭教育研究会元総裁
言語学者、英文学者

『セレンディピティ』とは、思いがけない発見。
発見は失敗から生まれることが多いという観点から、良書と悪書、読書と生活の距離、今と昔の読書の価値の違い、忘却の美学、言語の持つリズム感の話、健康について戦中から現代を生きた94歳の学者の哲学を綴ったエッセイ。

読書感想文

本は最後まで完読できなくても良い。
ただし、なぜ完読できなかったか理由を考える。
そこに発見(セレンディピティ)がある。

『知識』を詰め込むことで、脳は『考える』ことを怠ける。
この状態を『知的メタボリックシンドローム』と呼んでいる。
忘れることで、脳は健康を保つ。
例え読み飛ばしても、心に響く言葉は消えない。

上記は私がこの本で特に心に残った主張をまとめてみました。

読み始めてまず感じたことは、中々『読書』の話をしない。
それでも読み続けられたのは、本の内容以前に文章のリズムの良さに飲み込まれたから。
「美しい文章とはこんなに読んでいて楽しいものなのか」と、どんどんページが進んで行きました。
知らないことわざや宗教用語を使った例えについて、出てくる度にその意味を知りたくなりました。
乱読するつもりが、覚えていたい事が沢山ありすぎて反射的にメモを取ってしまう自分がいました。

語り口調は頑固なおじいちゃんですが、考える事は柔軟。
読書信仰・読書賛美は古い時代の価値感。
『現代においては現代に見合った読書の方法がある』という考えです。

『読書は生活の中の言葉を扱う活動の中で、必ずしも必要ではない物』としながらも、読書を生活に近づけたいと考察する辺り、本当に文学を愛しているのだなと感じました。

この本を手に取った理由を『東大読書』を読むための対本を探していた事以外にあげるとするなら、タイトルと値段で決めました。書評やあらすじは一切見ていません。
まさに外山さんが提唱する『乱読のための選本』であったなと思います。

タイトルと帯から受けたインスピレーションは、「1冊を丁寧に読み込むことより、数をこなして偏りのないマクロな視点を持つ」という予想でしたが、実際に読み終えて思う事は、遠からず近からずと言ったところでしょうか。
難解な良書とはしっかり向き合う大切さも、同書では語られています。

どうにか本の内容を忘れないようにしてやろうと企んでいた私。
期待していた『忘れないための読書術』ではない『読書を含む言語、知識、思考に対するする哲学』を読めたのは、わたしにとっての小さなセレンディピティでした。

最後まで読んでくれてありがとう。
きれいな文章はまだかけないけど、書けるようにがんばります。

読書感想文
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ドジっ子をこじらせた結果ADHDであることが発覚。
ぽんこつ人間から進化して、自分らしく生きるためにフリーランスでデザインの道を志すことを決意。
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